ジョコビッチがBNPパリバOP初戦敗退 ファン・デ・ザンスフルプに屈す
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【3月9日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープンは8日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2-6、6-3、1-6でラッキールーザーのボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)に敗れ、初戦で大会から姿を消した。
5度の大会制覇を誇るジョコビッチだが、昨年の全米オープンでカルロス・アルカラス(スペイン)を撃破し、男子の国別対抗戦デビスカップでは、これがキャリア最後の試合となったラファエル・ナダル(スペイン)にも勝利していたファン・デ・ザンスフルプに屈した。
今大会の上位シード選手では、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に続く2回戦敗退となっている。
ジョコビッチにとっては、合計37本のアンフォーストエラーがあまりにも重く響いた。
第1セットは14本のミスを犯して落としたが、第2セットは立て直して序盤のブレークから3-0のリードを奪い、ときおりいら立った様子を見せながらも最後はフォアハンドのウイナーでセットカウントで追いついた。
しかしその勢いは長く続かず、最終セットは相手にベースラインやネットからプレッシャーをかけられ続ける中で、再びミスが重なるようになった。ブレークを奪われて1-3とされると悪い流れに歯止めをかけられず、最後は5ゲームを連取されて敗れ去った。
BNPパリバでロジャー・フェデラーに並ぶ最多5回の優勝を誇るジョコビッチだが、タイトルからは2016年を最後に遠ざかっている。かつてのライバルであるアンディ・マレー氏をコーチに迎えて今季は長く勝ち進むことを目指していたが、3回戦で去った昨年よりも早い敗退となった。
対するファン・デ・ザンスフルプはこれでトップ10の選手から通算8勝目を挙げ、今季初となるツアー本戦連勝を飾った。(c)AFP