【3月9日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープンは8日、男子シングルス2回戦が行われ、大会2連覇中で第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)はカンタン・アリス(フランス)を6-4、6-2で破り、3回戦に進出した。

アルカラスはノバク・ジョコビッチとロジャー・フェデラーに続く史上3人目の大会3連覇を目指している。

試合開始時は少し緊張していたことを認めたが、力強いパフォーマンスをオールラウンドに見せる中で、緊張は消えていった。

序盤にブレークを奪って第1セットを獲得すると、第2セットも強力なサーブを武器に4-0と先行。7本のエースを決め、唯一のブレークのピンチもしのいで67分で勝利を収めた。

今大会は、世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)がドーピング違反による出場停止中で、2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が初戦で敗退したため、3位のアルカラスは残っている中で最高位の選手となっている。

3回戦では、第27シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフはアダム・ウォルトン(オーストラリア)に6-3、6-2で勝利した。

一方、18歳の新星ジョアン・フォンセカ(ブラジル)は4-6、0-6で第13シードのジャック・ドレイパー(英国)に敗れて敗退した。

2週間前にアルゼンチンオープンを制し、史上10番目の若さでツアータイトルを手に入れたフォンセカだが、この日はフィジカルと経験で勝る相手に対して、リスクを冒しすぎたことが裏目に出た。

対して昨年の全米オープンで4強入りしたドレイパーは、最後は9ゲームを連取して勝利した。3回戦ではジェンソン・ブルックスビー(米国)と対戦。ブルックスビーは6-4、6-2で第17シードの好調フェリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)を破って勝ち上がった。(c)AFP