【11月14日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は13日、第15節の試合が行われ、SCフライブルク(SC Freiburg)は4-1で10人となったウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)を下し、2位に浮上した。

 この2か月の間首位を守ってきたウニオンは、ビンチェンツォ・グリフォ(Vincenzo Grifo)にハットトリックを許し、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に0-5で敗れた前週に続き完敗を喫した。

 試合開始早々にハンドでPKを獲得したフライブルクは、プレースキックのスペシャリストであるグリフォがこれを蹴り込み先制すると、さらにその2分後にカウンターから同選手が追加点を挙げた。

 一方でウニオンもすぐにPKのチャンスを手にしたが、ロビン・クノシェ(Robin Knoche)のキックがポストにはじかれた。

 激しい序盤戦はこれで終わることなく、今度はフライブルクの堂安律(Ritsu Doan)がディオゴ・レイテ(Diogo Leite)にペナルティーエリア内で倒され、またもPKの判定に。レイテにレッドカードが出される中、グリフォが再びこれを突き刺して20分でハットトリックを達成した。

 さらにフライブルクは前半終了間際、堂安のアシストからミヒャエル・グレゴリッチュ(Michael Gregoritsch)が4点目を追加。

 ウニオンは後半、この試合4本目となったPKをスベン・ミシェル(Sven Michel)が決めて1点を返すにとどまった。

 この結果フライブルクは首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝ち点4差の2位でウインターブレークを迎える。一方、リーグ開幕からの12試合で9失点と堅い守備のおかげでトップに立っていたウニオンは、ここ3試合だけで11ゴールを許しており、中断期間を心から歓迎することになる。

 また、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)は1-1でマインツ05(Mainz 05)と引き分けた。

 敵地で先制を許したフランクフルトは67分、約5年ぶりにドイツ代表に復帰し、W杯カタール大会(2022 World Cup)に臨むマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)のお膳立てから、ランダル・コロムアニ(Randal Kolo Muani)が同点ゴールを奪取した。(c)AFP