【4月19日 東方新報】中国核能行業協会(China Nuclear Energy Association)が15日に発表したデータによると、中国は2023年末の時点で26基の原子力発電設備を建設中で、それらの設備の総容量は3030万キロワットとのことだ。

 中国では昨年新たに5基の原子力発電所の建設が開始され、その総投資額は949億元(約2兆248億円)、過去5年間で最高の数字だという。

 昨年中国では合計55基の商業用原子力発電設備が安全に稼動し続けた。それらの計画設備容量は5703万キロワットに達している。

 原子力発電設備の年間平均稼働時間は7661時間、原子力発電量は毎時4334億キロワットで、世界第2位となった。中国の原子力発電量は国内の累積発電量の4.86パーセントを占め、二酸化炭素排出量を約3億4000万トン削減することができた。

 中国は昨年、世界の原子力事業者からなる国際組織「世界原子力発電事業者協会(World Association of Nuclear Operators)」の総合評価指数で、世界最多となる合計33基の発電ユニットで満点評価を獲得した。また平均総合指標も世界最高レベルとの評価を得た。

 これは中国の原子力発電の安全性と信頼性が極めて高いことを示し、中国の原子力発電所のレベルが非常に高いことを表すものといえよう。(c)東方新報/AFPBB News