【5月2日 AFP】カンボジア南西部のコンポンスプー(Kampong Speu)州の軍施設で先月27日、弾薬が爆発し、兵士20人が死亡する事故があった。国防省は2日、熱波に伴う高気温が爆発の原因だとの見方を示した。

 爆発により弾薬を積んだトラックが全壊したほか、建物数棟が損壊。兵士20人が死亡し、数人が負傷した。近隣の民家も25棟が損傷を受け、少なくとも子ども1人がけがを負った。

 国防省は声明で、「弾薬は古いもので、欠陥品だった。加えて高気温に見舞われていた」と指摘。ただ、高気温が爆発につながったことの詳細な説明は示されていない。

 声明は、爆発は一部兵士による反逆的な行為やテロ行為によるものとの見方は否定した。

 カンボジアを含む東南アジア一帯はここ数週間、熱波に見舞われている。当局は4月28日、一部地域では気温が43度に達する可能性もあると予想していた。(c)AFP