【4月16日 CGTN Japanese】世界最大規模のASC世界大学生スパコンコンテスト2024(ASC24)の決勝戦が、このほど上海で幕を閉じました。5日間の激しい競り合いを経て、北京大学と中山大学がそれぞれ優勝と準優勝を果たしました。

 今回の大会は6か月近くにわたって開かれ、世界各国から300を超える大学代表チームが申し込み、参加しました。予選で選抜された25チームが上海で開かれた決勝戦に進出し、チーム数は過去最高を記録しました。決勝戦では、各チームが3000ワットの消費電力制約の下で小型スーパーコンピュータークラスターを設計・設置するほか、英語で答弁に参加することが求められました。25チームはまた、チーム間協力を通じて、地震波シミュレーションの問題に共同で挑みました。

 最終的に北京大学チームは、火星大気シミュレーションや大規模モデル推論の最適化、神秘な新材料の電子構造計算など多くの競技課題で際立って良い成績を出し、優勝を獲得を果たしました。また、中山大学チームは準優勝し、台湾の新竹清華大学チームは、最短時間ですべてのテストを完了したことでE-Prize計算チャレンジ賞を受賞しました。

 ASC専門家委員会主席で、チューリング賞受賞者であるテネシー大学のジャック・ドンガラ教授は「ASCコンテストは次世代の高性能コンピューティング科学者やエンジニアが最先端の技術を用いて革新的なソリューションを提供し、スーパーコンピューターや人工知能の分野で絶えず探索、革新、協力を行うことを奨励するものだ」とコメントしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News