五輪表彰台の「ブラックパワー」から50年、J・カーロス氏インタビュー
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■ヒーローたちよ、再び
1968年のブラックパワーから、現代の白人警官による黒人射殺事件への抗議活動「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」まで──つまり、カーロス氏たちが突き上げた拳から、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)でのコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手の膝つき抗議まで──米国の人種間関係の問題はほとんど何も変わってはいないとカーロス氏は語る。
「公民権に関する取り組みという意味で言ったら、この50年間、カタツムリの方が早く進めただろうね」
キャパニック選手を「私のヒーロー」と言うカーロス氏は、変革者となるべき次世代にアドバイスを授けた。「(何かをして)攻撃されても、安心していい。それは、自分が正しいトラックを走っているということだから」 (c)AFP/Joshua Howat BERGER