【3月16日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は15日、チームが72時間未満の休養で再び試合に臨むことはないと述べた。

レアルは12日の夜に欧州チャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリードをPK戦の末に破り、この日はリーグ戦でビジャレアルに2‐1で勝利。この一戦は現地午後6時30分(日本時間16日午前2時30分)にキックオフされた。

アンチェロッティ監督は記者団に対し、「きょうは72時間の休養を取る前に試合をする最後の日だと思う」と語った。「72時間の休息なしで試合をすることはない」「ラ・リーガに2度、試合時間の変更を要請したが、何もしてくれなかった。これが最後だ」と語った。

統括団体の国際サッカー連盟(FIFA)は、選手の健康を守るために試合間に少なくとも72時間の休養を推奨している。

チームはキリアン・エムバペの2ゴールで勝利を収め、暫定首位に浮上。16日には、2位FCバルセロナと3位アトレティコが対戦を控えている。

過密になっている日程について定期的に不満を述べているアンチェロッティ監督は、「このチームを非常に誇りに思う」「この試合は潜在的な落とし穴だった。特に起こったこと、少ない休息時間、そして相手の強さを考えるとね」と述べた。

また、レアルの守護神ティボー・クルトワは、この日程はレアル・マドリードに対して無礼だとコメントした。

「言い訳はしたくない。疲労で負けたわけでも、引き分けたわけでもないが、きょうの(この時間帯の)試合は普通ではない」「リーガが(三つのビッグチームの試合を)同じ日に開催したくないことは知っているが、時にはそうする必要がある。チームと選手に対して無礼だ。負傷者が出る可能性があった」としたクルトワは、「あしたはアトレティコ対バルセロナ戦だが、それは問題ない。マドリードが先に試合をして『スーパーサンデー』になる可能性があった」と続けた。(c)AFP