【10月21日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2024)第12戦、セントラル・ヨーロピアン・ラリー(Central European Rally 2024)は20日、最終日が行われ、ヒョンデ(Hyundai)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が優勝し、来月行われる最終戦のラリー・ジャパン(Rally Japan 2024)に向け、総合優勝の可能性をわずかにつないだ。

 6月のラリー・イタリア(Rally Italia Sardegna 2024)に続く今季2勝目を挙げたタナックは、総合争いでトップに立つ同僚ティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)との差を25ポイントに縮めた。

 一方のヌービルは、前日にスピンして溝にはまり、タイムロスしたことも響いて3位となった。過去に5回総合2位に終わっているヌービルは、11月21日から24日にかけて行われるラリー・ジャパンで6ポイントを獲得すれば、自身初の年間優勝が決まる。

 ミスに泣いたのはヌービルだけでなく、トヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)も、タナックを1.5秒差で追っていたSS17で電柱に激突し、リタイアを強いられた。

 トヨタはエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)が2位、勝田貴元(Takamoto Katsuta)が4位に入った。(c)AFP