ポガチャルがピレネーで連勝、総合優勝に前進 ツール・ド・フランス
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【7月15日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(2024 Tour de France)は14日、第15ステージ(ルーダンビエルからプラトードベイユ、197.7キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)がステージ優勝を果たし、総合リードを3分以上に広げた。
ピレネー(Pyrenees)越えの峠が五つ組み込まれたステージで、ポガチャルは総合争いのライバルを残り数キロで引き離し、難関プラトードベイユ(Plateau de Beille)のフィニッシュラインをトップで通過。山頂フィニッシュのステージを2日連続で制し、25歳で早くもステージ通算14勝目を挙げた。
今大会はこれでステージ3勝目となり、ライバルとの差を大きく広げたことで、1998年のマルコ・パンターニ(Marco Pantani)以来となるジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)とツールの同一年2冠に近づいているように見える。その年のパンターニも、プラトードベイユの山頂フィニッシュステージを勝って大会を制した。
チーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)は果敢な走りを見せたが、1分8秒差の2位でフィニッシュ。スーダル・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)は2分51秒差の3位に入った。
総合争いでは首位ポガチャルと2位ヴィンゲゴーの差が3分9秒にまで広がり、3位エベネプールは5分19秒差となった。(c)AFP