イスラエル軍、ガザの教会で母子射殺
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【12月17日 AFP】パレスチナ自治区ガザ市(Gaza City)のカトリック教会で16日、キリスト教徒の母子がイスラエル兵に撃たれ死亡した。イスラエルのラテン・エルサレム総大司区教座が明らかにした。
総大司教区座は声明で、「きょう正午ごろ、ガザ市の聖家族教会の敷地内でイスラエル軍の狙撃手がキリスト教徒の女性2人を殺害した」と説明。イスラエル軍とイスラム組織ハマス(Hamas)の今回の戦闘が始まって以来、同教会にはキリスト教徒の家族が避難していたという。
声明は「ナヒダと娘サマルが女子修道院に向かって歩いていたところ、射殺された。1人はもう1人を安全な場所に連れて行こうとしていた」と詳細を明かした。
また、他の避難者を守ろうとしていた7人が、銃撃され負傷した。
バチカンニュース(Vatican News)は、ピエルバティスタ・ピザバラ(Pierbattista Pizzaballa)総大司教の話として、射殺されたのは高齢女性とその娘だとしている。
イスラエル軍は取材に対し、調査中と回答した。(c)AFP