【11月19日 AFP】23F1第22戦ラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix 2023)で10グリッド降格の処分を受けたフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)について、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が18日、同情を口にした。

 サインツは16日、フリー走行1回目の中止にもつながったマンホールのふたが外れるアクシデントで、マシンに損傷を負い、パワーユニット(PU)を構成する多くの部品交換を余儀なくされた。これが規定を一つ上回る今季三つ目のバッテリー交換となり、自身のミスではないにもかかわらず、ペナルティーを科された。

 大会スチュワードは処分は必須だったと話しているが、いくつかのチームが寛大な措置を取らないようにロビー活動を行ったという報道もある。

 フェルスタッペンは、「個人的には、カルロスの処分は非常に厳しいと確かに思うが、僕たちのいる政治環境では、どのチームも自分たちのことを考えているから、当然『ペナルティーを受け入れろ』と言うだろう」と話した。

 サインツは18日の予選では2番手でフィニッシュしたが、決勝は12番手からのスタートとなる。フェルスタッペンはルールの見直しを提案し、「コースから押し出されたり、大事故に遭ったりしたときも同じで、パーツやエンジン、バッテリーといったものを失う可能性がある」と話した。

「まずはそういったことが考慮されるようにした上で、ペナルティー有りなのか無しなのか、変更を加えていく必要がある」 (c)AFP