【8月21日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は20日、ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)で23日に予定されている来年の大統領選に向けた、共和党指名候補者による最初の討論会を欠席すると発表した。国民によく知られており、ライバル候補者たちと対決する必要はないとしている。

 トランプ氏は自身が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」への投稿で、大統領としての大きな成功を収めた実績があり、国民からの人気も高いと自画自賛し、「それゆえ、私は討論はしない!」とつづった。

 同じ投稿ではまた、共和党の指名候補者の中で自身の支持率が抜きんでていることが複数の世論調査で示されているとも指摘。CBSが20日に公開した調査では、共和党指名候補者としての支持率はトランプ氏は62%で、次点のフロリダ州のロン・デサンティス(Ron DeSantis)氏は16%だった。

 これに先立ち、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は18日、同氏が側近に対し、Foxニュース(Fox News)による討論会を欠席することで他の候補者たちを出し抜きたいと話していたと報じた。

 ただ欠席したとしても、直面する4件の刑事裁判と3件の民事裁判をめぐり、討論会では他の候補者たちから痛烈な批判の声が上がると予想される。(c)AFP