マンション工事中断で各地に「ゴーストタウン」 利用する農民も 中国
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■すべてが放置されたまま
かつて、「ステート・ゲスト・マンションズ」の販売窓口として使われていたオフィス内部の壁はぼろぼろだ。あちこちに落書きがあり、地元農家以外の人もここを訪れていることが分かる。
「ゴーストタウン」は関心を集め、都市部からは興味本位の「探検家」たちが訪れる。そこで撮影された光景はネット上で見ることができる。
「ここは探検にはもってこいの場所だ。辺りを見て回って…動画の撮影も少しする」と、全身黒ずくめの男性は、変色したシャンデリアの下に広がる大理石の床に座り、AFPの取材に応じた。男性が言う動画とは、ドローンを使って撮影するものだ。
周囲には、ほこりまみれの家具が無造作に積み重ねられたアルコーブがある。家具はフランスのベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)を想起させるスタイルのものだ。
匿名を希望し、名前を明かさなかった男性は「すべてが放置されたままになっている」と言い、「何もかもが不気味に感じられる」と話した。(c)AFP/Matthew WALSH