【10月19日 AFP】ロシアは18日、同国軍が占領しているウクライナ南部の要衝都市ヘルソン(Kherson)から民間人を退避させると発表し、ウクライナ側の反撃によって同国での戦況が「緊迫」していることを認めた。

 10日前にウクライナでの軍事作戦を統括する司令官に任命されたセルゲイ・スロビキン(Sergey Surovikin)大将は、国営ニュース専門チャンネル「ロシア24(Rossiya 24)」に対し、軍がヘルソンからの民間人退避を準備していると説明。状況は「非常に厳しい」とし、ウクライナ軍による民間施設の攻撃が「住民の命に対する直接的な脅威となっている」と主張した。

 また、「特別軍事作戦地域での状況は緊迫していると言える」と発言。「敵はロシア部隊の陣地を攻撃する試みを放棄していない」と述べた。(c)AFP