【8月31日 AFP】22-23イタリア・セリエAは30日、第4節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は新加入のパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)の2得点などでACモンツァ(AC Monza)を3-0で下し、暫定ながら首位の座に浮上した。インテル(Inter Milan)もクレモネーゼ(US Cremonese)に3-1で勝利し、1ポイント差で首位を追っている。

 本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)でローマは、ディバラが32分までに2ゴールを挙げてセリエA通算100ゴールを記録すると、60分過ぎにはロレンツォ・ペレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)のCKからロジェール・イバニェス(Roger Ibanez)がヘディングで追加点を決めた。

 開幕4試合で無敗を維持し、ここまで10ポイントを挙げているローマは、この日アウェーでサッスオーロ(US Sassuolo)と0-0で引き分けた3位ACミラン(AC Milan)に2ポイント差をつけている。

 ディバラはライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に「本当にゴールを欲していた。幸いなことにファンの前でそれが実現でき、とてもうれしい」と述べつつ、タイトル争いについて「話すのは時期尚早」と付け加えた。

 また、セリエAでの100ゴールのうちお気に入りはどれかと問われ、ディバラは満面の笑みを浮かべながら「次のゴール」と答えた。

 前週末の試合でラツィオ(SS Lazio)に敗れたインテルは、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)を欠きながらもしっかりと立て直し、首位ローマを追走している。

 ベルギー代表のルカクは9月3日に予定されているリーグ戦のミラノダービーの他、来週行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦も欠場する見通しとなっている。

 それでも、ホームにクレモネーゼを迎えたインテルはホアキン・コレア(Joaquin Correa)のゴールで12分に先制すると、38分にはニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)が華麗なボレーを決めリードを広げた。

 その後、途中出場のラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が76分に今季3点目となるゴールを突き刺すと、クレモネーゼの反撃を1点に抑えた。ここまで全敗のクレモネーゼは19位に沈んでいる。

 ナポリ(SSC Napoli)とラツィオは、31日にそれぞれ予定されているレッチェ(US Lecce)戦とサンプドリア(Sampdoria)戦で勝利すれば、勝ち点で首位ローマに並ぶ。

 また9月1日には、ここまで7ポイントで並んでいるアタランタ(Atalanta)とトリノ(Torino FC)が対戦する。(c)AFP/Terence DALEY