ウクライナ南部のロシア軍拠点を空爆 国防省
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【6月10日 AFP】ウクライナ国防省は10日、南部ヘルソン(Kherson)州のロシア軍の拠点を空爆したと発表した。ウクライナ軍は、ロシア軍が侵攻直後に掌握した同州の奪還を目指している。
国防省は「敵の基地のほか、装備や兵士が集まっている場所、州内の五つの集落近辺に置かれている屋外貯蔵施設に対して一連の空爆を行った」と発表した。
ヘルソン州は2014年にロシアに併合されたクリミア(Crimean)半島の北に位置し、今年2月の侵攻直後に制圧されていた。
ウクライナは奪還作戦を展開しており、大統領府は10日朝の会見で、戦況は引き続き「緊迫している」と説明した。
ロシア側は2014年にクリミア半島でロシア併合の是非を問う住民投票を実施したように、ヘルソン州でも同じような投票を提案している。また、同州で通貨としてロシアのルーブルを導入すると発表していた。(c)AFP