【1月31日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)イリ・カザフ自治州モンゴルキュレ(昭蘇)県で28日、自治区初の高地空港「昭蘇天馬空港」が完成し、初飛行が行われた。近く正式に開港する。

 同空港は標高1739メートルにあり、総投資額6億4千万元(1元=約18円)、敷地面積約171ヘクタール。2019年9月25日着工し、21年6月23日に滑走路が完成した。国内線用の民間空港で、25年までの年間利用者20万人、貨物・郵便物取扱量600トンを見込んでいる。同空港は第14次5カ年規画(2021~25年)期間に新疆で開港した最初の空港で、同自治区の空港の数は23カ所となった。

 同県はカザフスタンと国境を接し、観光資源が豊富で、また駿馬を生産することから「天馬の里」と呼ばれている。空港の完成により、同県と周辺の少数民族住民40万人以上の交通条件が大幅に改善され、観光業が盛んになると期待されている。(c)Xinhua News/AFPBB News