相手国歌へのブーイング、サウスゲイト監督がファンに苦言
発信地:ロンドン/英国
このニュースをシェア

【7月11日 AFP】11日にイタリアとのサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝に臨むイングランドのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督が、イタリア国歌にブーイングをしないようファンに呼びかけた。
イングランドが55年ぶりの主要大会優勝を目指す決勝では、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)に6万人近いイングランドサポーターが集結し、イタリアにとっては完全アウェーの環境になるとみられる。
イングランドファンは、同じくウェンブリーで行われたドイツ戦、デンマーク戦、スコットランド戦でも、国歌が流れている最中に大きなやじを飛ばしていた。サウスゲイト監督は、イタリアをリスペクトするのと、相手の闘志に火をつけないのと両方の意味で、同じことを繰り返さないように訴えた。
「われわれのファンが、常に対戦相手をリスペクトすることは重要だ」
「知っての通り、われわれが国外でプレーするときは、国歌がブーイングを浴び、それが選手の闘志を高める。そんな行為がチームの助けになるとは思えない」
「試合中は、ブーイングで相手を萎縮させられるが、国歌は話が別だ」 (c)AFP