海南自由貿易港で初の「第5の自由」を行使した貨物航路が開通
このニュースをシェア
【5月20日 Xinhua News】中国海南省(Hainan)の海口(Haikou)美蘭国際空港によると、16日午前3時55分(日本時間同4時55分)、インドネシアのマイ・インド・エアラインズが運航する2Y-2200貨物機が、ジャカルタからシンガポールを経由して同空港に到着し、貨物を積み込んだ後の7時42分、再びシンガポールに向けて飛び立った。これにより、海南自由貿易港で初めて「第5の自由」を行使した貨物航路が開通した。
今回開通した「ジャカルタ—シンガポール—海口」線は、同社とアリババ傘下の物流会社、菜鳥網絡(Cainiao Network)が提携して運航する。B737‐400型機を使用して、毎週火、水、土曜日にジャカルタを出発し、シンガポールを経由した後、水、木、日曜日に海口に到着する。海口を貨物集配センターとし、シンガポールとインドネシアから運んだ商品を集約して、三国間での貿易がスムーズに進むよう「空の懸け橋」を構築する。
同空港には現在、ロシア、ドイツ、韓国、フランス、インドネシア、シンガポール、中国の香港と結ぶ国際・地域貨物路線が7路線就航している。
第5の自由とは「以遠権」を指し、協定相手国の航空会社が自国において、第三国(協定外国)で積み込んだ旅客や貨物を降ろす、あるいは旅客や貨物を積んで第三国へ向かうことを許可する権利のこと。(c)Xinhua News/AFPBB News