【2月8日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は8日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はラケットを壊すほどフラストレーションのたまる試合を強いられながらも、6-7(8-10)、7-6 (7-5)、6-3、6-2でマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)を何とか退け、2回戦に進出した。

 前回大会ベスト4で、今年は自身初の四大大会(グランドスラム)制覇を狙うズベレフは、世界ランキング73位のギロンを相手に接戦の末に第1セットを落とすと、予想外に厳しい戦いを強いられる中、第2セットの途中には怒りに任せてラケットを破壊する場面もあった。それでもその後は落ち着きを取り戻し、逆転で5年連続の初戦突破を果たした。

 ズベレフは「相手は素晴らしいプレーをしていた。特に第2セットのタイブレークではロープ際まで追い込まれた」と話し、「とにかく突破できてうれしい。グランドスラムの1回戦はいつだって難しいもの。体にやや疲労を感じて、少し疲れていた」と続けた。

 ズベレフは2回戦でダニエル太郎(Taro Daniel)と予選勝者マクシム・クレシー(Maxime Cressy、米国)の勝者と対戦する。(c)AFP