中国製ワクチン100万回分、セルビアに到着
このニュースをシェア
【1月18日 Xinhua News】中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)が製造した新型コロナウイルスワクチン100万回分が16日午前、セルビアの首都ベオグラードに到着した。空港では同国のブチッチ大統領とロンチャル保健相、中国の陳波(Chen Bo)駐セルビア大使が到着を出迎えた。
ブチッチ氏は出迎え式で、ワクチンが両国の「偉大な友好の証明」であり、50万人を保護すると指摘。自らも中国のワクチンを接種すると宣言し「中国製ワクチンの質を信じている」と強調した。
陳氏は、中国が新型コロナワクチンを世界の公共財にすると約束した最初の国だと説明。シノファーム製ワクチンの条件付き出荷からわずか16日でのセルビア到着は、両国が手を携えて新型コロナと闘っていることを示していると述べ「中国のワクチンがセルビアの新型コロナ対策に貢献すると信じている」と期待を示した。
地元メディアによると、セルビアは複数の製薬会社と800万回分のワクチンを調達する契約を結んでおり、シノファーム以外にもロシア国産ワクチン「スプートニクV」と米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンが含まれる。(c)Xinhua News/AFPBB News