中国の科学技術人材、18年に1億人突破
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【10月29日 Xinhua News】中国科学技術協会が発表した「中国科学技術人材発展研究報告(2018)」によると、中国の科学技術人材は第13次5カ年計画(2016~20年)期間、安定的に増え、「専昇本」(高等専門学校から大学への編入)や死亡、出国などを考慮しなければ、18年末時点で1億154万5千人に達し、断トツの世界首位を守った。
普通高等教育は科学技術人材育成の主要ルートとなっている。中国ではここ数年、自然科学と工学専攻の卒業者数が増え続けている。高等教育は急速に発展し、粗進学率は15年の40・0%から19年の51・6%に上昇した。小中高生の数学と科学の教育の質は比較的高く、半数近い高校生が理学や工学、農学、医学を大学進学後の専攻に選んでいる。
科学技術人材の構成は改善しつつあり、4年制の本科学歴者の人数と伸び率は高等専門学校を上回り、学歴構成の最適化が進んでいる。39歳以下の科学技術人材は4分の3を超え、若年化の傾向が見られる。大学院レベルの新たな科学技術人材のうち女性は50%を超え、名実ともに科学技術を支える欠かせない存在となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News