若きプーチン氏は「実直で自制心ある」スパイ KGBの文書公開
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【11月1日 AFP】旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の機密解除された文書がロシアで公開され、キャリアをスタートしたばかりのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(67)が「実直で自制心のある」諜報(ちょうほう)員と評されていたことが明らかになった。
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ロシアのメディアに公開された1ページの文書は、20代の頃のプーチン氏について「自身の思想的、政治的、職業的レベルを常に向上させている」と指摘している。
プーチン氏は1970年代半ばからKGBの諜報員として活動し、1985年から1990年まで、ソ連の支配力が低下していた東ドイツのドレスデン(Dresden)に赴任した。
大統領就任後、プーチン氏は多数の元KGB職員を側近にし、KGBの後継機関である連邦保安局(FSB)はその影響力を維持している。
文書は、ロシア第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の資料館で展示され、機密解除された他の文書も公開されている。
文書には、若き日のプーチン氏が「秩序立った仕事と成果」に対して「上層部から称賛」を得たとも記されている。(c)AFP