【2月14日 AFP】アルペンスキー世界選手権2015(2015 FIS Alpine World Ski Championships)は13日、米コロラド(Colorado)州ビーバークリーク(Beaver Creek)で男子大回転が行われ、ソチ冬季五輪金メダリストのテッド・リゲティ(Ted Ligety、米国)が、2本合計タイム2分34秒16で優勝した。

 ユタ(Utah)州出身の30歳は、バーズオブプレイ(Birds of Prey)コースを攻略し、永遠のライバルであるマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)を0.45秒差でかわした。

 1本目で好タイムが続出したこの日、最後の6選手が2本目を滑りきるまで、表彰台は確定しなかった。

 リゲティは、世界選手権3大会で大回転を制した史上初の男子選手となり、W杯のビーバークリーク大会でも大回転で5連覇を達成している。また、五輪の金メダリストが直後の世界選手権で大回転を制するのは、1974年のグスタヴォ・トエニ(Gustav Thoni)氏以来の快挙となった。

 W杯で総合3連覇中のヒルシャーは、今季の大回転で好成績を残してきたものの、ビーバークリークの雪面とはそこまで相性が良くなかったようだ。

 3位には、2分35秒04でフランスのアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault)が入った。(c)AFP