【4月28日 AFP】13-14フランス・リーグ1は27日、第35節の試合が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はソショー(FC Sochaux)と1-1で引き分け、この日のリーグ連覇決定はならなかった。

 PSGは、前半にエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)のゴールで先制したものの、後半にチアゴ・シウバ(Thiago Silva)のオウンゴールでソショーに追いつかれる失態を演じてしまった。この結果、ローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督率いるPSGは、今季3試合を残してリーグ2位のASモナコ(AS Monaco)との勝ち点差を8としている。

 これでPSGの優勝は、本拠地で行われる5月7日のレンヌ(Stade Rennes FC)戦まで持ち越されることになった。

 一方、残留圏内まで勝ち点4としたソショーだが、残り3試合のうち2試合は、同じく降格の危機に立たされているレンヌとエヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)との戦いとなる。

 ブラン監督は、PSGが前半は快調にプレーしていたように見えたものの、後半に入るとほとんどソショーに主導権を握られてのプレーとなったことを懸念するだろう。

 指揮官は試合後、フランスのスポーツテレビ局BeIN Sportに対し、「ソショーは本当によくプレーしていた。勝ち点に値する」とコメントした。

「正直なところ、今日のわれわれは勝ち点3を取るのにふさわしくなかったのだろう。われわれが優勝を決めるというのが大方の予想だったと推測するが、それを試合で成し遂げるには、まだ少しの努力が必要だ」

 PSGは、ティアゴ・モッタ(Thiago Motta)が繰り出した鮮やかなロングパスに追いついたカヴァーニが、ボレーシュートでソショーのGKヨハン・ペレ(Yohann Pele)を破り、今季16得点目を決めて先制した。

 ところが、後半11分にオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)からソショーにレンタル移籍したアンドレ・アイェウ(Andre Ayew)が、またも大きく得点に絡んだ。

 セバスティアン・コルシア(Sebastien Corchia)の右サイドからのシュートは、GKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)に阻止されたが、こぼれ球が左サイドのアイェウの下へ。ガーナ代表のアイェウからヒールパスを受けたフロリアン・マランジュ(Florian Marange)がクロスを上げると、シリグが拳ではじいたボールがシウバに当たり、ゴールネットに転がった。

 ブラジル代表のチアゴ・シウバがオウンゴールを献上するのは、2月に1-1で引き分けたモナコ戦に続き、今季2度目となる。(c)AFP/Pirate IRWIN