【バルセロナ/スペイン 11日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラ1部・第22節、バルセロナ（Barcelona）vsラシン・サンタンデール（Racing Santander）。バルセロナはロナウジーニョ（Ronaldinho）が2得点（後半6分、同23分）を挙げる活躍でラシン・サンタンデールを2-0で降し、勝点を46に伸ばしリーグ首位を守った。

　ロナウジーニョを負傷で欠き21節のオサスナ（CA Osasuna）戦を引き分けたバルセロナは、前半26分にラシン・サンタンデールにPKを与え先制点を許すかに思われたがGKビクトル・バルデス（Victor Valdes）がセーブし前半を0-0で終えた。後半に入りバルセロナはロナウジーニョが後半6分にフリーキックを直接ゴールに決めてチームに先制点をもたらすと、さらにロナウジーニョは17分後の後半23分にデコ（Deco）の左サイドからのフリーキックを頭で合わせて追加点を奪いチームの勝利に貢献し、ロナウジーニョは自身に対する批判の声を一蹴した。

　2006年11月12日に行われた第10節のサラゴサ（Zaragoza）戦で左足第5中足骨を骨折したバルセロナのリオネル・メッシ（Lionel Messi）は、後半23分にハビエル・サビオラ（Javier Saviola）と交代出場し、およそ3ヵ月ぶりに復帰を果たしたが、2月4日に行われたオサスナ戦に後半40分から出場し膝の半月板を負傷して以来およそ4ヵ月ぶりに復帰を果たしたサミュエル・エトー（Samuel Eto’o）はベンチ入りをするも出場はしなかった。エトーの出場機会が無かったことに関しバルセロナのフランク・ライカールト（Frank Rijkaard）監督は「エトーが出場したがらなかったんだ。ピッチで過ごす全ての時間が大事なだけに残念だ」と語った。

　写真は、後半6分にフリーキックから先制のゴールを決めるロナウジーニョ（左）。(c)AFP/CESAR RANGEL