【4月26日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に所属するジョエル・エンビード(Joel Embiid)は25日、顔面神経まひを患っていることを明かした。

 エンビードはこの日、イースタンカンファレンス・プレーオフ1回戦のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)戦でキャリア最多の50得点を記録していた。

 昨季の最優秀選手(MVP)でカメルーン出身のエンビードは、顔の筋力が低下する「ベルまひ」と診断されて治療中であると報じられていた中、試合後にサングラスをかけて報道陣の取材に応じた。

 報道内容について聞かれると、マイアミ・ヒート(Miami Heat)に勝利したプレーイン・トーナメントの前から悩まされていたといい、「マイアミ戦の1~2日前から始まったと思う」と明かすと、特に左目と口の筋力低下に加えて片頭痛も患っていると補足した。

 エンビードは、「かなり悩ましい」「顔の左側、口元、そして目元だ。すごくつらいよ。だけど、自分は簡単に諦めたりしない」としつつ、「不運なことだと捉えている」「言い訳にするつもりはないし、このまま突き進んでいく」と続けた。

 ベルまひの原因は分かっておらず、罹患した筋肉を制御する神経の腫れや炎症によるものと考えられているほか、ウイルス感染が引き起こす反応の可能性もあるという。症状は通常、数週間で改善し始め、大半は6か月以内に完治する。(c)AFP