【4月26日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は25日、ミシガン州デトロイト(Detroit)で2024年のドラフトが行われ、シカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)は南カリフォルニア大学(University of Southern California)のQBケイレブ・ウィリアムズ(Caleb Williams)を全体1位で指名した。

 全体3位までは例年通りにQBがそろい踏みとなり、ワシントン・コマンダーズ(Washington Commanders)がルイジアナ州立大学(Louisiana State University)のジェイデン・ダニエルズ(Jayden Daniels)を同2位、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)がノースカロライナ大学(University of North Carolina)のドレイク・メイ(Drake Maye)を同3位で指名した。今年のドラフトは全体10位までのうち5人がQBで、ディフェンス陣は1人も選出されなかった。

 ベアーズがウィリアムズを指名したのは、大方の予想通りとなった。2022年に米大学フットボールの年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞(2022 The Heisman Memorial Trophy Award)を受賞した同選手は、ベアーズが長年悩まされている司令塔問題の解決策になるとみられる。

 オクラホマ大学(University of Oklahoma)で大学のキャリアを開始したウィリアムズは、その後南カリフォルニア大学に転校。これまでに先発33試合を含む計37試合に出場し、タッチダウンパス93本、タッチダウンラン27本を記録。ベアーズが全体9位で獲得したワシントン大学(University of Washington)のWRローム・オドゥンゼ(Rome Odunze)とのホットラインが期待される。

 アリゾナ州立大学(Arizona State University)からルイジアナ州立大学に転校したダニエルズは計55試合に出場し、タッチダウンパス89本に加え、タッチダウンラン35本をマークした。

 ペイトリオッツは、1999年以来となるビル・ベリチック(Bill Belichick)前ヘッドコーチ(HC)不在でのドラフトでメイを獲得し、チームの元名QBであるトム・ブレイディ(Tom Brady)に代わる司令塔探しが終わることを望んでいる。(c)AFP