中国のシェアリングエコノミー曲がり角 やみくもな規模拡大は限界に
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■シェアオフィスの憂い
シェアオフィス業界では、グローバル大手のWeWorkが中国大手の裸心社(Naked Hub)を買収した。これは一例にすぎず、2017年3月から現在に至るまで、シェアオフィス分野では8件のM&Aが実施された。中国大手の優客工場(UCOMMUNE)は今年1~3月、3度のM&Aを実行した。
やみくもな拡大や成功事例のコピーは、一時的な繁栄しか生まない。WeWorkのビジネスモデルを外側だけ模倣した企業は多かったが、同社の競争力の鍵は、顧客への臨機応変なサービスだ。
裸心社は、国内のシェアオフィス企業の盲目的な拡大の縮図でもある。しかし優勝劣敗の競争を経て生き残った企業は、健全な優良ブランドとして認められることにもなるだろう。シェアオフィスは最終的に、4~5社に集約されると指摘する報道もある。
WeWorkが中国市場に進出して2年近く。我々はこのグローバル企業の実力とともに、国内企業のポテンシャルも目にしている。中でも規模拡大を進める優客工場は、テクノロジーを活用した夢想加(MyDreamPlus)などは気を吐いている。(c)東方新報/JCM/AFPBB News
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