ロシアの科学者ら公開書簡、スターリンの大粛清正当化に警鐘
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■公開書簡に込めた思い
コメルサント紙のウェブサイトに22日夜掲載された公開書簡は次のように書いている。「ボルトニコフ氏の広範囲にわたるインタビューの目的は何なのか、私たちには明らかではない」
「新大統領を引き立てることだろうか?過ぎ去った時代を懐かしむ心だろうか、それとも新しいドクトリンのプロパガンダだろうか」
「いずれにせよわれわれは、粛清の残酷で反人民的な性格についての認識を修正することには断固として反対する。1930年代の恐怖を子どもたちに再現させたくないと望む良識あるすべての方々はどうぞわれわれの抗議に加わってください」
今回の公開書簡の発起人、物理学者のセルゲイ・スティショフ(Sergei Stishov)氏(80)はコメルサント紙に対し、「1937年生まれの人間として私は、『みなさん、警戒を怠らないで』と警告したいのです」と語った。(c)AFP