心に深い傷負ったガザの子供たち、十分な支援行き届かず
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■自分を責める子どもたち
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によれば、イスラエルが7月8日にガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)への攻撃を始めて以降、約300人の子どもが死亡した。
そして生き残っている子どもたちは、自分たちが経験したり、見たり聞いたりした暴力を内面化してしまわないよう努力している。
ガザで国連(UN)が行うメンタルヘルス・プログラムを監督している精神科医、イヤド・ザクト(Iyad Zaqut)氏は、「今起きていることを子どもたちが理解することはとても難しい」と語る。「なぜ彼らの命が危険にさらされているのか、なぜ家を追われて違う場所で暮らさないといけないのか、なぜ心の傷に残るような場面を見なければならないのか、彼らにはわからない」
「一般的に、トラウマになるような出来事に遭遇したとき、子どもたちはその出来事を非常にゆがんだ形で認識する場合がある。自分のせいだと思い込んでしまったり、隣人のせいにしてしまったりと、とても有害な受け止め方だ。私たちはそうしたゆがんだ考えをただそうとしている」