【4月14日 AFP】インド洋の島国モルディブは、将来の世代に向けて喫煙を段階的に根絶することを目指している。

同国では、2007年1月以降に生まれた個人へのたばこの販売を禁止する法案が提出されている。現在の19歳未満は生涯にわたって、たばこの購入が違法となる。

モハメド・ムイズ大統領は13日の閣議後の声明で「新法は2025年11月1日に施行される見込みだ」と発表した。

今のところ違反した場合の罰則は発表されていないが、当局は既存のたばこ規制法を新法と整合させるための改正作業を進めていると述べた。

英国でも同様の法律が提出されているが、いまだ立法過程にある。一方、喫煙に対する世代別禁止法を世界で初めて導入したニュージーランドは、施行から1年に満たない2023年11月に同法を撤回した。

モルディブは昨年11月に喫煙の解禁年齢を18歳から21歳へと引き上げ、電子たばこや関連器具の輸入を禁止した。この禁止は観光客にも適用される。(c)AFP