ナバホ語吹き替え版「スター・ウォーズ」、今夏公開へ
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【5月5日 AFP】アラビア語やベトナム語を含む40近い言語で吹き替え版が制作されてきた映画『スター・ウォーズ(Star Wars)』が、ハリウッド映画の人気シリーズとしては初めて、アメリカ先住民の言語に吹き替えて上映されることになった。
この言語はアメリカ先住民の中では最も人口が多いナバホ(Navajo)族の言語、ディネ(Dine)語。米アリゾナ(Arizona)州ウインドーロック(Window Rock)にあるナバホ ネーション博物館(Navajo Nation Museum)で3日から2日間の日程で行われた声優のオーディションには90人以上が申し込んだ。
吹き替え版のプレミア上映は、アメリカ独立記念日の7月4日にウインドーロックで開催されるフェスティバルで行われる予定。その後カリフォルニア(California)、オクラホマ(Oklahoma)の両州で上映するほか、ニューヨーク(New York)とワシントン(Washington D.C.)でも上映される可能性があるという。
■言語を学ぶきっかけに
吹き替え版制作の計画はナバホ族の人たちが中心となって3年ほど前から進められてきた。ナバホ族は主に米南西部のアリゾナ州とニューメキシコ(New Mexico)州に約30万人が暮らしているが、ディネ語を使っているのはその半数にすぎない。
オーディションが行われた博物館の館長はAFPに対し、「人々にナバホの言葉を学んでもらうための新しい革新的な方法が必要なのです」と語り、この計画の目的はディネ語の使用を推進することだと述べた。
米軍は第二次世界大戦(World War II)中に戦場における無線通信の暗号として先住民の言語を使ったが、その際に活躍した「コードトーカーズ」と呼ばれる人たちはナバホの人々にとって大きな誇りだ。ナバホ族の言葉が日本軍に解読されることは決してなかったという。(c)AFP
この言語はアメリカ先住民の中では最も人口が多いナバホ(Navajo)族の言語、ディネ(Dine)語。米アリゾナ(Arizona)州ウインドーロック(Window Rock)にあるナバホ ネーション博物館(Navajo Nation Museum)で3日から2日間の日程で行われた声優のオーディションには90人以上が申し込んだ。
吹き替え版のプレミア上映は、アメリカ独立記念日の7月4日にウインドーロックで開催されるフェスティバルで行われる予定。その後カリフォルニア(California)、オクラホマ(Oklahoma)の両州で上映するほか、ニューヨーク(New York)とワシントン(Washington D.C.)でも上映される可能性があるという。
■言語を学ぶきっかけに
吹き替え版制作の計画はナバホ族の人たちが中心となって3年ほど前から進められてきた。ナバホ族は主に米南西部のアリゾナ州とニューメキシコ(New Mexico)州に約30万人が暮らしているが、ディネ語を使っているのはその半数にすぎない。
オーディションが行われた博物館の館長はAFPに対し、「人々にナバホの言葉を学んでもらうための新しい革新的な方法が必要なのです」と語り、この計画の目的はディネ語の使用を推進することだと述べた。
米軍は第二次世界大戦(World War II)中に戦場における無線通信の暗号として先住民の言語を使ったが、その際に活躍した「コードトーカーズ」と呼ばれる人たちはナバホの人々にとって大きな誇りだ。ナバホ族の言葉が日本軍に解読されることは決してなかったという。(c)AFP