【4月16日 AFP】米ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は15日、米中間の貿易問題をめぐって交渉を行えるかは米国ではなく中国次第だと、ドナルド・トランプ大統領は考えていると述べた。

ブルームバーグ通信はこの日、中国が国内航空各社に対し、米航空機製造大手ボーイングから航空機を新規に受け取らないよう命じたと報じた。これを受けトランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「彼ら(中国)はボーイングとの大きな取引をほごにし、『完全に契約した航空機を受け取らない』と言っている」と投稿した。

レビット報道官はこの投稿の後の記者会見で、「ボールは中国側にある。中国はわれわれとディール(取引)をする必要がある。われわれにはその必要はない」とする、トランプ氏のコメントを読み上げた。

報道官は、「中国と他の国に違いはない。中国が巨大だということを除いては」と付け加えた。

トランプ氏はSNS投稿で、国内農家は常に「中国のような敵対者と最前線で対峙(たいじ)している」とし、「保護する」とも誓った。(c)AFP/Danny KEMP and Beiyi SEOW