ナイトクラブ屋根崩落事故で救助活動終了 死者184人に ドミニカ
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【4月10日 AFP】ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで起きたナイトクラブ屋根崩落事故の生存者捜索活動が9日、終了した。事故は、同国の過去数十年で最悪の規模となり、死者は184人に上っている。
救急当局は9日夜、同日朝からさらに60人が遺体で見つかったと報告。これまでに確認された死者数は184人に上った。
事前に発表された公式声明では「生存者がさらに見つかる合理的な可能性は尽きた」とされ、今後は遺体収容に焦点が当てられるとしている。
8日未明の事故発生当時、クラブ内には500~1000人がいた。クラブの収容能力は座席が700席、立ち見で約1000人という。
事故では、著名メレンゲ歌手のルビー・ペレスさんの他、米大リーグ(MLB)の元選手も犠牲になった。
ソーシャルメディアに投稿された動画では、ペレスさんがステージで歌っている最中に会場が突然真っ暗になる様子が確認できた。
事故に巻き込まれた元野球選手は、2011年にMLBのセントルイス・カージナルスでワールドシリーズを制したオクタビオ・ドテルさんと、同じくMLBなどでプレーしたトニ・ブランコさんの2人。(c)AFP