【4月8日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は7日、イランの核開発について、週末に高官レベルの直接協議を行うと発表した。この発表は、米国を訪問中のイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との会談中に行われた。

トランプ氏は、イラン政府と合意に達することを期待していると述べたが、合意に至らない場合、イランは「大きな危険」にさらされると警告した。

トランプ氏の発表から数時間後、イラン側もオマーンで12日に会談が予定されていることを確認した。ただし、その会談は「間接的なもの」となると強調した。

イランのアッバス・アラグチ外相は、「(会談は)好機であると同時に、米国の姿勢を問うものでもある」「ボールは米国側にある」とX(旧ツイッター)に投稿した。

トランプ氏は1期目の2018年にイランとの核合意から離脱しており、新たな合意に達することができなければ、イスラエルが米国の支援を受けてイランの施設を攻撃する可能性があるとの臆測が広がっている。

協議についてトランプ氏は、「イランとの交渉が成功しなければ、イランは大きな危険にさらされるだろう。言いたくはないが、彼らは核兵器を持つことはできないから、大きな危険に直面することになる」と厳しい警告を発している。

一方、ロシアと中国、イランは8日にロシアの首都モスクワでイランの核問題について協議を行う予定となっている。(c)AFP