「2025大韓民国ラーメン博覧会」(c)news1
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【04月08日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)氏の大統領罷免による政局の混乱にもかかわらず、ソウル市江南区のCOEX展示場では、まったく異なる熱気が広がっていた。7年ぶりに再開された「2025大韓民国ラーメン博覧会」を訪れる来場者で、会場は早朝から活気にあふれた。

4日午前、会場入り口にはラーメンフェスティバルを待つ人々の長蛇の列ができていた。試食コーナーをはじめ、体験ブースやフォトゾーンなど各所が人波に埋め尽くされ、家族連れや20~30代の若者たちでにぎわった。

中でもひときわ注目を集めたのは三養食品(サムヤン)のブース。韓国初のインスタントラーメン「三養ラーメン」から、世界中で人気の「ブルダックポックンミョン」シリーズまで展示され、マスコットキャラクター「ホチ」も登場し観客と記念撮影を楽しんだ。SNS認証イベントも実施され、ブース前には長蛇の列ができた。

来場者のキム・ジアンさん(27)は「ラーメンが大好きで、事前予約すれば無料で入場できると聞いて来た。試食やポップアップストアもたくさんあって、半日過ごすのにちょうど良いイベント」と話した。

農心(ノンシム)のブースでは、親しみのあるキャラクター「ノグリ」が来場者を迎え、ルーレットゲームやSNSイベントが開かれた。新製品「辛ラーメン・トゥンバ」や「辛ラーメン・チキン」などの試食も提供され、多くの人々でにぎわった。

オットゥギは「ジンチャLOVE」をコンセプトに、BTSのジンとコラボしたグローバルキャンペーンを活用。ジンラーメンのグッズ販売や体験型展示があり、国内では手に入りにくい輸出用ラーメンの試食も人気を集めた。

子どもと共に会場を訪れたイ・ソニさん(43)は「最近は食事も遊びの一つとして楽しむ文化になってきた。家の近所なので、子どもと一緒にラーメンを食べて思い出を作りに来た」と話した。

パルドは「パルド大学」というユニークなテーマでブースを展開し、代表商品「ビビン麺」を中心に構成。俳優ピョン・ウソクの等身大パネルはフォトゾーンとしても人気を集めた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News