アウベスのレイプ裁判 原告女性が上訴 控訴審では無罪判決
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【4月8日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナなどでプレーした元ブラジル代表DFのダニ・アウベス(41)を性的暴行で訴えていた女性が7日、控訴審の無罪判決を不服として上訴したと、女性の弁護士が明らかにした。
アウベスは、2022年12月31日にバルセロナ市内にあるナイトクラブのトイレで若い女性をレイプしたとして、昨年2月に禁錮4年6月の実刑判決を受けていた。
しかし、スペイン・バルセロナの控訴裁判所は3月28日、裁判には不正確さや矛盾があり、有罪を証明する十分な証拠がないとして、一審の有罪判決を覆した。
原告の弁護士はこの日報道陣に対し、上訴は「期限である本日に行われた」「戦略的な理由から、上訴の理由は公表しない」と述べた。
バルセロナの検察局も前週、判決に不服を唱える意向を示していた。
控訴審の判決はスペインで激しい怒りを呼んでおり、反発するフェミニスト団体が前週呼びかけたデモではバルセロナに数百人が集まったほか、スペイン左派の政治家も介入した。(c)AFP