【4月7日 AFP】新設の陸上大会、グランドスラム・トラックは6日、ジャマイカ・キングストンで最終日が行われ、シドニー・マクラフリンレブロニ(米国)が女子400メートルを制し、ロングハードル部門の賞金10万ドル(約1470万円)を獲得した。

五輪の400メートルハードルで二つの金メダルを獲得しているマクラフリンレブロニは、4日に行われた同種目でも快勝を収めており、2レースを制覇した。

男子のロングハードル部門では、元400メートルハードル世界王者のアリソン・ドス・サントス(ブラジル)がフラットレースを制して賞金を獲得。また、男子ショートハードル部門(110メートルハードルと100メートル)では、サシャ・ゾーヤ(フランス)が、女子の同部門(100メートルハードルと100メートル)ではダニエル・ウィリアムズ(ジャマイカ)がそれぞれ10万ドルを手にしている。

男子中距離部門(800メートルと1500メートル)では、パリ五輪800メートル金メダリストのエマヌエル・ワニョンイ(ケニア)、女子ショートスプリント部門(100メートルと200メートル)ではパリ五輪100メートル銅メダリストのメリッサ・ジェファーソンウッデン(米国)が優勝を果たしている。

グランドスラム・トラックは陸上競技への関心を再燃させるべく、元短距離選手のマイケル・ジョンソン氏の発案で立ち上げられた。競技形式は3日間の大会期間中に2種目で競い、両レースの合計得点で「グランドスラム」王者を決定するのもので、勝者には賞金10万ドルが贈られる。(c)AFP