【4月7日 AFP】北朝鮮の首都平壌で6日、6年ぶりに国際マラソン大会が開催され、数百人のランナーが参加した。

AFPの写真では、平壌市民が声援を送る中、海外からの参加者が金日成競技場のスタートラインを横切り、自分たちの携帯電話で写真を撮る姿などが見られた。

マラソンは閉鎖的な北朝鮮における最大の国際スポーツイベントで、訪問者にとっては、厳重に管理された平壌の街を走る珍しい機会となる。

平壌マラソンが最後に開催されたのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)前の2019年で、パンデミックが始まって以降の北朝鮮はウイルスの封じ込めのため国境を閉鎖していた。

海外からの参加者は、中国・北京の旅行会社「高麗ツアーズ」が手配した6日間の企画で平壌に滞在している。高麗ツアーズは、平壌マラソンの独占パートナーを自称している。

平壌マラソンは、ワールドアスレティックス(世界陸連)のウェブサイトにも記載されている。

2019年大会には海外から前年の倍以上となる約950人が参加していた。今年は約180人の海外ランナーが参加する予定だった。(c)AFP