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【03月30日 KOREA WAVE】既婚女性との間に生まれた子が、実父ではなく女性の夫の戸籍に登録されたという韓国の男性のエピソードがYTNラジオの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で取り上げられた。

番組に登場したのは30代後半の会社員男性。2年前、読書会で出会った既婚の女性と恋愛関係となり、子どもが生まれた。しかし、女性は離婚せず、法的には夫の子として出生届が出されたと語った。

男性は「出産時も立ち会い、子どもを他人と思ったことはない」と思いを強調。しかし現行法では、婚姻中に生まれた子は原則として夫の子とみなされ、生物学的父には出生届の提出権も親権も認められない。

法的に実父と認められるには、女性が現在の戸籍上の父との「親子関係不存在確認訴訟」や「嫡出否認訴訟」に勝ち、男性がその後「認知請求訴訟」を起こす必要がある。

弁護士によると、出生届の提出義務は母と法的父に限られているため、生物学的父は手続きを進められないのが現状だ。

今後は法改正により、生物学的父による出生届の提出が可能になる制度の導入も検討されている。弁護士は「法的手続きを踏めば戸籍上の父と認められる道もある」と助言した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News