ミャンマー地震、隣国タイと合わせ死者150人超に
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【3月29日 AFP】ミャンマーで28日午後に発生したマグニチュード(M)7.7の大地震による死者は隣国タイと合わせて150人を超え、負傷者は数百人に上っている。数十人が倒壊した建物の下敷きになっており、死者はさらに増えるとみられている。
震源はミャンマー中部サガイン市北西。数分後、同じ地域でM6.4の余震も発生した。
軍事政権のミン・アウン・フライン国軍総司令官は、144人が死亡し、732人が負傷したと発表。死者は「さらに増加する可能性が高い」としている。
タイではこれまでに8人の死亡が確認されており、同じく死者数の増加が見込まれている。
ミン・アウン・フライン氏は首都ネピドーの病院を訪問した後、テレビ演説で「どこの国や組織、ミャンマーにいる誰にでも支援を求めたい。協力に感謝する」と表明した。
被害の規模はまだ明らかになっていないが、自然災害の際に軍事政権が支援を求めるのは極めて異例であることから、大きな被害が出ている可能性がある。(c)AFP