【3月26日 CGTN Japanese】中国の造船大手、中国船舶集団(中船集団/CSSC)の発表によると、中国が独自に開発した8600台積載可能な大型自動車運搬船が20日に引き渡されました。この運搬船は性能が優れているだけでなく、中国の大型自動車運搬船の船体搭載から試運転までのサイクルの最速記録を樹立しました。

 この大型自動車運搬船は全長199.9メートル、型幅38メートルで、燃料油と液化天然ガスを動力とするデュアル燃料自動車運搬船です。14層の車両用甲板が備えられており、乗用車、トラック、バスなど多種類の車両8600台を便利かつ効率的に積み下ろすことができます。また、同船は埠頭やドックでの船体搭載と調整に要する期間も200日に短縮されました。

 中船集団の関係者によると、この運搬船は一体化建造技術、ロールオン/ロールオフシステムの最適化設計を用いたことで効率上のボトルネックが解決され、記録を更新しました。性能の良さ、エネルギー効率の高さ、積載車種の適用性の広さを備えており、この後にも16隻の自動車運搬船を受注しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News