【3月21日 AFP】2026年サッカーW杯北中米大会のアジア最終予選は20日、各地で試合が行われ、オーストラリアとイランは快勝を収め、それぞれ本大会出場に前進した。

オーストラリアはジャクソン・アーバインの2ゴールと、マーティン・ボイル、ニシャン・ベルピレイ、ルイス・ミラーのゴールで、元オランダ代表のレジェンド、パトリック・クライフェルト新監督の初陣となったインドネシアを5‐1で下した。

この日バーレーンに2-0で勝利して本大会出場を決めた日本が、グループCで勝ち点19として首位に立っており、勝ち点10の2位オーストラリアは3位サウジアラビアに1ポイント差、4位以下のインドネシア、バーレーン、中国に4ポイント差をつけている。サウジアラビアは同日、10人の中国に1‐0で競り勝ち、自動的に出場権が与えられる2位争いに踏みとどまった。

グループAでは、イランがホームでアラブ首長国連邦(UAE)に2-0で勝利し、本大会出場まであと勝ち点1に迫った。勝ち点を19に伸ばしたイランは、25日に首都テヘランで行われる2位ウズベキスタンとの試合に負けなければ、通算7回目のW杯出場が決まる。一方でウズベキスタンはこの日、キルギスタンに1‐0で勝利して初の本大会出場に向けて順調に進んでいる。勝ち点16で組2位につけるウズベキスタンは、3位UAEと4位カタールとは勝ち点6差となっている。

韓国は終盤に追いつかれてオマーンと1‐1で引き分けたものの、本大会へ前進した。ホームの韓国は前半に黄喜チャン(ファン・ヒチャン)のゴールで先制したものの、残り10分でオマーンのアリ・アル・ブサディに同点弾を許した。

勝ち点15の韓国はグループBで依然として首位を守っており、25日にはホームでヨルダンと対戦する。ヨルダンは3‐1でパレスチナを下すと、得失点差でイラクを抜いて2位に浮上。イラクは0‐2から巻き返してクウェートと2‐2で引き分け、勝ち点12でヨルダンと並んでいる。(c)AFP