【3月19日 AFP】米国立公文書館は18日、ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺に関連する非公開分の資料の機密を解除した。元大統領の死をめぐっては、60年以上たった今でも陰謀論が根強いが、研究者は、資料の全面公開によって驚きの新事実が明らかになったり、陰謀論が完全に否定されたりする可能性は小さいとみている。

今回の機密解除は、ドナルド・トランプ大統領が1月に署名した大統領令に基づくもので、ケネディ元大統領と、その弟のロバート・F・ケネディ元司法長官、公民権運動指導者のマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺に関連する資料も無修正で全面公開するよう指示されている。

公文書館は、1963年11月の元大統領暗殺事件に関連する数百万ページの資料を過去数十年間に公開してきたが、中央情報局(CIA)と連邦捜査局(FBI)による国家安全保障上の懸念に基づく要請を受け、数千点については公開が留保されていた。(c)AFP/Chris Lefkow