【2月27日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を統括する国際自動車連盟(FIA)は26日、モナコGPを再び見応えのあるものにするべく、2ストップ戦略を義務化するという提案を正式に承認した。

F1カレンダーにおける地中海の宝石と称されるモナコGPは、独特の曲がりくねったコースで1929年の初回開催からほとんど変わることなく続けられている。

現代のF1マシンのサイズや重量により、約3.4キロメートルのコースではオーバーテークがほぼ不可能となっており、昨年大会はトップ10の順位が変わらずに終了した。

6位に終わったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、レース中に無線で「本当に退屈。枕を持ってくるべきだった」と不満を漏らしていた。

FIAの世界モータースポーツ評議会は、この日バーレーンで行われたプレシーズンテストで、今回の決定が「大会の競技面での見どころを改善することを主な目的として」推進されたと発表。ドライとウエットのレース双方に適用される。

各ドライバーはレース中に少なくとも3セットのタイヤを使用することが義務付けられ、ドライコンディションの場合は最低2種類のタイヤコンパウンドを使用する必要がある。(c)AFP