【2月22日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は21日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は両国間の紛争終結に向けて「会って話し合う」べきだと述べた。

ゼレンスキー氏は、ウクライナ紛争の停戦に向けた米国とロシアの協議から2022年にロシアの侵攻を受けた当事国であるウクライナが除外されたことに不満を表明。これを受け、トランプ氏はゼレンスキー氏を「独裁者」と批判しており、今回の発言は方針転換を示すものとみられる。

トランプ氏はホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、「プーチン大統領とゼレンスキー大統領は会って話し合わなければならない。理由は分かるだろう? 何百万もの人々が殺されるのを止めたいからだ」と語った。

その上で、ウクライナが「近いうちに」自国の鉱物資源への優先アクセス権を米国に与えるディール(取引)に署名することを期待していると主張。

さらにウクライナについて、「彼らは想像できるあらゆる意味で非常に勇敢だ。だが、われわれは非常に遠く離れた国に富を浪費している」と述べた。(c)AFP