【2月21日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権は20日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第12シードの17歳ミラ・アンドレーワは6-3、6-3で第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を撃破し、大会史上最年少記録で準決勝進出を決めた。

昨年の全仏オープンで4強入りを果たし、世界ランキングでは現在14位につけるアンドレーワは、この試合で第2セットを1ブレークダウンから逆転し、1時間36分で勝負に決着をつけた。また、2007年のニコル・バイディソバに次ぐ年少記録でトップ10選手から5個目の白星を飾った。

アンドレーワは、「内なる怒りとの向き合い方や、気分が良くないときの対処法、気分が良いときのレベル維持法、そして自分らしさを保つ方法」について、心理学者に相談しており、それが勝利の要因になったと話している。

アンドレーワは次戦、第6シードのエレナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。元ウィンブルドン選手権女王のルバキナは、ソフィア・ケニン(米国)に6-2、7-6(7-2)で勝利した。

一方、今大会では上位シード選手がこぞって敗退しており、初戦で敗れた第3シードのココ・ガウフ(米国)、世界1位のアリーナ・サバレンカ、第4シードで前回覇者のジャスミン・パオリーニ(イタリア)、そして第5シードのジェシカ・ペグラ(米国)に続き、この日はシフィオンテクが姿を消した。

3回戦でサバレンカを撃破した世界38位のクララ・タウソン(デンマーク)は、ペグラから金星を挙げたのリンダ・ノスコバ(チェコ)を7-6 (7-4)、6-4で下し、準決勝に駒を進めた。

タウソンはキャリア初となるWTA 1000の準決勝で、第14シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ)に挑む。

ムホバはドバイ在住のソラナ・シルステア(ルーマニア)との準々決勝で、31本のアンフォーストエラーを犯しながらも6-2、7-5で勝利し、WTAツアー準々決勝での連勝を9に伸ばした。(c)AFP