【2月16日 CGTN Japanese】中国科学院古脊椎動物古人類研究所と福建省地質調査研究院は13日、最新の研究成果を共同で発表しました。中国南東部の福建省政和動物群で発見されたジュラ紀の鳥類化石に対する研究により、世界で最も古い鳥類の一つであり、今までで唯一確固たるジュラ紀の鳥類であることが判明し、現在の鳥類の体型構造はジュラ紀後期(今から約1億5000万年前)にすでに現れたことが分かりました。関連する研究成果が13日に国際科学誌「ネイチャー」に発表されました。

 同化石は2023年11月に福建省にある政和大渓盆地で発見され、1年間にわたる室内の修復と研究分析を経て、研究チームは鳥類であることを確認しました。同化石は不完全であるものの、多くの重要な情報を保存しています。例えば、肩甲骨と烏口骨が分離しており、腰の骨に進化の特徴が多く見られます。うち最も重要で特別なところは、癒合した尾骨で、近代鳥類の体型構造における基礎とみられています。

「政和八閩鳥」と命名されたこの鳥類化石の発見は初めて近代鳥類の体型構造がジュラ紀に出現していたことを証明しており、鳥類の起源はジュラ紀後期の約1億7200万~1億6400万年前に推定されたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News